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                      村上ロックの幕末歴史講座 第一回          村上ROCK

村上ロックが「のぼせもん」の舞台となった幕末と言う時代の予備知識、豆知識、
実在したのぼせもん達をご紹介致します。

まずは映画の中でも頻繁に出てくる「脱藩」と言うキーワード。

これは読んで字の如く、藩を脱すると言う事なのですが
この時代藩を抜け出すのは重罪とされました。

なぜなら藩士(藩に仕える武士)は全て藩主(殿様)の所有物であり
個人の意志や思想は全く尊重されていなかったからです。

藩士の子として生まれたら一生藩主に仕えなくてはならない。これはキビシイですよ~。

分かり易く現代に置き換えてみましょう。

 

高知県に住むA君は高校卒業後、父親の代から勤めている
山内ヨードー水産という会社に就職しました。

しかし日々の業務はA君には耐え難くある日とうとうA君は決心します。

「よしっ!東京に出て一旗あげちゃるぜよ!」

その夜A君は家を飛び出し夜汽車に飛び乗りました。
勿論家族にも上司にも内緒です。

さぁ翌朝社内では大騒ぎ。

「Aが脱県しよったが!」
お父さんも真っ青です。

山内社長も大激怒。
「捕まえて腹切らせいっ!」

一方東京に降り立ったA君は華やかな都会の喧騒に右往左往しながらも
新天地に目を輝かせています。

そうして数日経ったある日、A君の目の前に何とかつての上司吉田さんが現れます。
連れ戻しに来た吉田さんにA君は「イヤヨイヤヨ」と抵抗しますが
社内随一の一刀流の使い手吉田部長にはかないません。

遭えなくA君はその場で切り殺されてしまいました。

A君の実家でも脱藩者を出した罪により
両親はじめ兄弟達も皆処刑されてしまいました。

うですか?シャレにならん話しですね。しかしこれが江戸時代であり封建社会ですよ。

これだけのリスクを背負いながらも「何か」の為に若者達が藩を飛び出した。
それが幕末という時代です。
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